intel ディスクリートGPU「Xe」の新情報がCOMPUTEX TAIPEI 2020で発表される?

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2019年10月4日、intelのラジャ・コドゥリ氏が意味深なツイートを投稿しました。「JUN」「THINK XE」の文字列が入ったナンバープレートの画像です。

特に何かしら他の補足があったわけではありませんが、来年の6月に開催されるCOMPUTEX TAIPEI 2020にて、intelのディスクリートGPU「Xe」の発表があるのではないかと噂されています。

2017年にAMDのGPU部門統括をしていた件のラジャ・コドゥリ氏ですが、いよいよその成果がintel GPUカードとしてお披露目されるかもしれません。2019年のGPU界隈はnvidiaとAMDの(市場の比率はとにかくとして)2強状態が長らく続いており、intelによるGPUカードが風穴を開けるかもしれないと期待されていた流れになります。

昨今のintel CPU 10nmの穴を突いたAMDの躍進に対して、intelがコア数を増やしたり、価格を落として発売するなど、やはり対抗する勢力がなければ面白い市場にはなりません。現状では2強と言えど、AMDはGPU面でnvidiaは今ひとつ攻勢を掛けきれていない現実があります。これにintel GPUが加われば、より活発な動きが見られるようになるかもしれません。

一方で、2019年10月4日に開催された、インテル・デベロッパ・カンファレンス2019では、2020年にintel次世代CPU「Tiger Lake」について言及があり、ここではグラフィック統合型GPUとしての「Xe」という認識のようでした。ここではAMDのAPUのような、ノートPC向けの「intel版APU」としてFHD解像度において60FPS程度のものであるとか。

しかしながら、今までの「Xe」の発表ではディスクリートGPUの登場を思わせるものが続いていますので、期待はできるでしょう。

intel GPU「Xe」はどの程度の性能になるのか?

今までintelのGPUは、CPUのグラフィック性能引き上げというよりも、グラフィックカードがなくても画面に映せるよ、程度のもので、とてもメインストリームにあるゲームができるようなものではありませんでしたが、以下のように、ミッドレンジ帯である可能性があるようです。

海外サイトでは、いくつかのラインナップが想定されており、統合して考えると、ノートPC向け、ミッドレンジ、ハイエンドなど、ある程度本格的にラインナップされるのかもしれません。

少なくとも、7nmか10nmプロセス、レイトレーシング対応、HBMやGDDR6など、2019年から2020年頃にかけては妥当な設計になってるようです。

価格帯も、当初は$200という話、いやいや$500~$600なんだ、というようにブレはありますが、ラインナップとしてローからミドルはカバーされるのかもしれません。

当面としては、 intel次世代CPU「Tiger Lake」にて、統合チップとしての「Xe」が垣間見え、2020年6月にはディスクリートGPUとして何らかの発表を期待したいものです。

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