nvidiaの次世代GPU「Ampere」についての、かもしれない続報。
- 現行のTuring-GPUよりも、50%の消費電力で50%高いパフォーマンスを発揮する
- Samsungによる7nm EUVで製造される(もしかしたらTSMCでも)
- 2020年3月GTC2020
- 2020年7月SIGGRAPH(シーグラフ)にて詳細が発表され発売される
面白いのはTuring-GPUよりも50%消費電力を削減、50%高いパフォーマンスを発揮するかもしれない点ですが、海外サイトをぐるぐる巡回すると、単純にベンチのスコアが50%が伸びるのではなく、特定のシーンにおいて(例えばRTX-OPSとか)性能が伸びるのではないかという意見が多かった。
実際のところレイトレーシングが市場においてどの程度重要なのか、という点ではまだまだ低いと思われますが、少なくともTuring-GPU発表時よりも注目を集める可能性はあるのではないでしょうか。PS5(zen2+naviカスタム)世代ではレイトレーシング対応が本格化し、AMDのnavi2(RDNA2)世代でも同様にハードウェア対応されるという話もありますが…。
そう考えると、ゲーミングシーンにおける本格的なレイトレーシングの隆盛は2021年以降であろうと思われるため、個人におけるAmpere-GPUにおける価値は、エンスー志向か人柱気質である場合、単純にプレイしたいゲームがレイトレーシング盛り盛りで対応されているのかといった所になるのでしょうか。まあ買い替えとはそんなものだとは思いますが。
一方で、対AMDという方面で下記のような話も頷けます。
いわゆる”nvidia killeer”と呼ばれるnavi23はとにかく、navi21・22であろうAMDのRadeon RX5800番台およびRX5900番台にぶつけてくるという話ですね。
現状のAMDはGPU方面では未だnvidiaに及ばず、現行のRadeon RX5700XTであっても、nvidiaのハイエンドには勝るとは言えないでしょう。宗教上の理由はとにかく、同価格帯のものであってもAMDのGPUカードをお勧めする理由は特にありません。
それはとにかく。
何にしても、2020年中に私のメインPCを新調しようかなと思っていましたが、Ampere-GPUが発売されるのならば良い機会になるかもしれません。
しれませんが、まあ、現状でも特に困っていないという点はあるため、様子を見るかもしれません。2020年にPCパーツはあれこれ世代が移ると考えていましたが、思っていたよりも鈍足だったため、来年でも良いのかなと日和ってしまっているところもあります。
PC自作なんてものは自己満足あってこそだと思うため、PCケースやCPUクーラーも含め、良いものが出ると嬉しいですね。
nvidia GPUの簡易変遷一覧
年 | アーキテクチャ | プロセス | 補足 |
2013 | Kepler | 28nm | アーキテクチャ刷新 |
2015 | Maxwell | 28nm | – |
2016 | Pascal | 16nm | Tensorコア搭載、HPC向け、ディープラーニング |
2018 | Volta | 12nm | Tensorコア搭載、HBM2メモリ、HPC向け、ディープラーニング |
2018 | Turing | 12nm | Tensorコア・RTコア搭載、ゲーミング、ディープラーニング |
2020 | Ampere | 7nm | ?…*AmpereコアはVoltaと同じくデータセンター向けという噂もあった |