Radon RX5700シリーズのリファレンスモデルが各社から発表され、今か今かと待っていたが、ASRockからオリファンモデル(オリジナルファンモデル)、「Radeon RX5700 Challenger D 8G OC」と「Radeon RX5700XT Challenger D 8G OC」の詳細が発表された。
2019年夏頃までには、各社からRX5700シリーズのオリジナルモデルが発売されると思われるが、とりあえずASrockが先陣を切った形になる。
RX5700リファレンスボードとの違いは下記の通り…だが、まあ、ファンと冷却性能以外にさほど違いはないが、チェックしておく。
ASRockのRX5700シリーズとしての所感
とにもかくにもオリジナル・ファンモデル
一言でまとめるなら、リファレンスボードの外排気ファンを、10cmの2連ファンに取り換え、ヒートパイプを太めのものに変えた、という印象です。
下にリファレンスとオリファンのものを表にまとめはしましたが、クロック数は、ほぼ50Mhz程度の違いしかありません。
また、外排気のリファレンスボードはファンの音がうるさい…という評判もありますが、個人差もあり、また格納するPCケースが、静穏タイプなのか否かで変わってくるかと思います。
ただし、密閉型の、いわゆる窒息ケースで運用する場合、外排気や水冷以外だと、グラフィックボードから発生する熱をPCケース内に排出する事になるため、場合によっては注意が必要でしょう。
なお、「Radeon RX 5700 8G」が電源ピンが8pin&6pinから「Radeon RX 5700 Challenger D 8G OC」では、8pin ×2になっている点も注意です。
ともあれ、RX5700シリーズのオリジナルモデル第一弾です。続くメーカーの発表がますます楽しみになってきました。
Radeon RX 5700 Challenger D 8G OC スペック概要
RX5700 リファレンス | RX 5700 Challenger D 8G OC | |
GPUコア | RDNA (Navi 10 pro) | RDNA (Navi 10 pro) |
製造プロセス | 7nm | 7nm |
電源ピン | 8pin ×1 & 6pin ×1 | 8pin ×2 |
ベースクロック | 1465 MHz | 1515 MHz |
ゲームクロック | 1625 MHz | 1675 MHz |
ブーストクロック | 1765 MHz | 1725 MHz |
メモリ | 8GB 256-bit GDDR6 | 8pin ×2 |
ファン | 外排気 | 内排気2連ファン |
サイズ | 280.85 x 126.47 x 42 mm | 281 x 137 x 42 mm |
映像出力端子 | DisplayPort 1.4 (with DSC1.2a) ×3 / HDMI2.0b ×1 |
Radeon RX 5700 XT Challenger D 8G OC スペック概要
RX5700 リファレンス | RX 5700XT Challenger D 8G OC | |
GPUコア | RDNA (Navi 10 XT) | RDNA (Navi 10 XT) |
製造プロセス | 7nm | 7nm |
電源ピン | 8pin ×2 | 8pin ×2 |
ベースクロック | 1465 MHz | 1515 MHz |
ゲームクロック | 1625 MHz | 1675 MHz |
ブーストクロック | 1765 MHz | 1725 MHz |
メモリ | 8GB 256-bit GDDR6 | 8GB 256-bit GDDR6 |
ファン | 外排気 | 内排気2連ファン |
サイズ | 280.85 x 126.47 x 42 mm | 281 x 137 x 42 mm |
映像出力端子 | DisplayPort 1.4 (with DSC1.2a) ×3 / HDMI2.0b ×1 |
そういえば…
そういえばASRockのゲーミングブランドって…
「Phantom gamaing」というゲーミングブランドが立ち上がっていた気がしますが、今回のオリファンモデルはなぜか「challenger」です…。
「Phantom gamaing」の名称が入ったモデルが別に発売されたりするんでしょうか。Navi GPUのRX5700以外かもしれませんが。
そういえばNavi GPUでのFluid Motionは…
どうなったんでしょう。
ASRock関係ないですが。