VESA AssociationがDisplayHDR1.1(HDR1400)を発表。

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2019年9月4日、VESAがDisplayHDRをバージョンアップさせ(1.0→1.1)、HDR1400を規格として発表しました。

これで、 DisplayHDRの規格は、HDR400、HDR600、HDR1000に加え、輝度・色域・調光についてさらなる厳しいパフォーマンス要件が追加された事になります。

2017年にDisplayHDR1.0が発表、そして2019年にDisplayHDR1.1となった事で、HDR1400が追加されました。これは輝度が1.4倍ダイナミックコントラスト比が3.5倍にも達します。(HDR1000比)

認証はすでに開始されており、DisplayHDR1.0での認証は2020年5月末までとなっているので、来年の今頃には全てDisplayHDR1.1下での認証になるようですね。

もちろん、HDR400~HDR1000の規格がなくなったわけではなく、HDR1400が加わったという話なので、DisplayHDR認証モニタが全てHDR1400になるという訳ではありません。

また、強烈な輝度・色域・調光条件がつくことから、基本的にはプロユースとなる様です。HDR1400対応モニタ或いはテレビがいつ頃発売になるのかは分かりませんが、どんなに安くても数十万円はしそうな気がします。

なお、ASUSがHDR1400対応のモニタの認証を終えているようです。9月6日から11日にかけて、ドイツのベルリンで開催されるIFA2019にてHDR1400対応モニタ(ASUS ProArt PA32UCG)を展示するとの事。大変興味深い。

HDR1400の認証条件

あれやこれやと細かい条件があるようですが、主に気になる要件は次の通りです。

  • Active dimming(調光機能)……要するにバックライト制御。特定の位置の輝度を画面直下に配置されたバックライト制御するエリア駆動から、画面端に設置されたバックライトを制御するエッジ型等が実装。HDRは髙いコントラスト比を出す必要がある。
  • DisplayIDが正確に取得できる……ディスプレイ情報、EDIDが正確に取得できる。正確な輝度と色空間のデータがPC側に伝わるため、モニタに最適化された画面出力が可能に。これを聞いて思い出すのは、FreeSync2のトランスポート機能だが、かみ合わせが気になる。
  • 色域テストおよびパッチテスト……ディスプレイの最大輝度とDisplayID・EDIDから取得できるRGB値をもって正確な色の表示を可能にする。windowsではHDR対応がイマイチという話がよく出ます。HDR画像・映像を見ないのであれば、HDRをオフにしたほうがマシという製品もあるという類の話ですね。DisplayHDR1.1認証のモニタであれば、マシになる…んだろうか?そもそもwindows側の対応だという話ですが。期待はしたい。
  • その他……諸々。基本的には正確な色が表示できるよう、色域や輝度レベルの調整が可能になるよう。

モニタの買い時はいつなのか。

買いたくなった時が買い時。

と言ってしまえば身も蓋もありませんが基本的にはそうです。ただし、HDR1400について言えば一般購入者層が手にできるのは、かなり先かと思われます。HDR1400に対応するAsusの「ProArt PA32UCG」は2020年Q1に発売予定であるようですが、値段も相応でしょう。そう考えると、2020年Q3~Q4にぼちぼち手頃な(十数万円の)モニタが出始める… と良いですね…。

DisplayHDR認証は、モニタ購入にあたって十分検討に値する要素ですが、他にもHDMI2.1やDisplayPort2.0普及があるため、当面の「次世代なモニタ」という意味では、恐らくPS5が発売されるであろう(多分HDMI2.1に対応するであろう)、2020年のどこか、という事になるでしょうか。

まあ、あくまで一般的な意味で、です。個人的にはHDR600以上・FreeSync2対応あるいはG-sync対応というラインを超えていれば、後は値段やサイズの問題だと思います。

楽しみです。

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