2019年6月26日、VESAが米国カリフォルニア州サンノゼにてDisplayPort2.0(DP2.0)の規格を正式に発表しました。
DisplayPprt1.4a(2016年3月)の帯域25.92 Gbpsに比べ、DP2.0は「帯域77.4Gbps」と約3倍に引き上げられています。
同様に通信規格であるHDMI2.1規格の帯域が、48Gbpsである事を考えると、なんとか面目躍如といったところだろうか。
DSC圧縮適用時だと、最大で15360×8460解像度の16Kモニタ・60Hz・30bpp 4:4:4-HDRで表示可能とのこと。誰もそんなモニタ持っていないだろうけど。
それにしても、4Kから始まりHDR対応テレビ・モニタが発売されている中、 DP2.0とHDMI2.1が出そろい、ようやくYUV422ではなく、RGB444での、4K・HDR・120hz以上という世代になる。
DP2.0、HDMI2.1のモニターが店頭に、特にPC用モニタとして出そろい始めるのは2021年頃になるだろうが(VESAは2020年後半と言っているが)、ひとつのパッケージとしてモニタは進化する、と言えるだろう。
気になるDisplayPort2.0の仕様
詳細な仕様はとにかく、気になる点をメモしておく。
- 8K解像度(7680 x 4320)でリフレッシュレート60Hz、30bpp(4:4:4)
- 4K解像度(3840×2160)デュアルモニで、リフレッシュレート144Hz、24bpp(4:4:4)
ド素人には薄らぼんやりとしか理解できないものの、ゲーミングPCの流行りに乗った、ゲーミングモニタの、4K・HDR・144hz・RGB444が期待できそうだ。
気になるのは、HDMI2.1で採用されたVRR(Variable Refresh Rate)、つまりモニタ側の描画と、PC側の描画を同期させる、Adaptive-sync(free-sync) の扱いだ。
まさか除外されている事はないと思うが…。
ちなみにテレビやPCモニタを購入を悩んでいるゲーマーなら、テレビならVRRに対応したHDMI2.1が搭載されたもの、PC用モニタならAdaptive-sync(free-sync)に対応したものを購入すれば、幸せになれるかもしれない。