2020年にRDNA2が適用されたAMD-GPUが追加される
AMDのCEOであるリサ・スー氏が昨年度の決算報告の場において、「AMDはまもなく次世代RDANのGPUをラインナップする」とする旨の発言したとTom’s Hardwareを始めとした各海外ブログが伝えています。
“In 2019, we launched our new architecture in GPUs, it’s the RDNA architecture, and that was the Navi-based products. You should expect those will be refreshed in 2020 and we’ll have our next-generation RDNA architecture that will be part of our 2020 lineup.”
「2019年にRDANアーキテクチャを適用したNavi-GPUがスタートしました。これらは2020年に更新され、新しいラインナップはRDNA/RDNA2の両アーキテクチャが含まれるものになる」
そんな意味合いです。海外ブログでも言及されていますが、この発言における”refreshed”が若干の混乱を招いているようですが、 Tom’s Hardwareで確認されているように、この発言自体は決算報告のものであり、一般的なPC関連のチップセットを追いかけるコニュニティ内でイメージされる、プロセスが縮小したりするような類のもので一新されるものではないとされています。
要するにRadeon-GPUの製品カタログが新しくなりますよ、エンスー、ハイエンド帯に、RDAN2アーキテクチャのGPUが追加されますよ、といったところでしょう。
2020年3月5日に実施されるFinancial Analyst Day
AMDがRDNA2に言及される可能性があるとすれば、Financial Analyst Dayで行われるハズです。
RDNA2の基本的な素性は先日取り上げた下記の投稿に沿うと思われます。
- 7nm+にて製造
- 80CUに及ぶBigNaviコア
- Nvidia Turign-GPUのハイエンドに対抗できるであろう4K対応スペック
- レイトレーシング対応(Nvidiaが言うRTX2080クラスのRTX-OPSにどこまで及ぶかは不明)
- VRS対応(可変レートシェーディング)
大まかには以上にように期待されていますが、気になるのはやはり価格です。
現状ではゲーミング中心に考えた場合、購入したいクラスの価格以外にAMDのGPUを選ぶ理由がないからですが……。NvidiaのRTX2080は価格が下がっていきたとは言え、¥100,000近い額であるため、AMDのRDNA2-Navi-GPUは、¥70,000から¥80,000に収まってくれるとありがたいですね。
さしあたっては3月5日待ちでしょうか。