MicroSoftのSurface Pro 8に搭載されるのはintel Tiger Lakeか?期待したい機能とスペックは?

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Tiger LakeはWillow Coveアーキテクチャで設計、10nm+プロセスで製造され、2020年後半に発売される予定であろうCPUコアになります。2019年に発売されたIce Lake-CPUのSunny Coveアーキテクチャの後継にあたり、現時点で分かる大きな違いは、内蔵されるiGPUがIntel Iris Plus Graphics (gen11)から、噂をちらほら聞くXe-GPUベースのものとなり、詳細不明ながらもThunderbolt 4対応であるとされています。

また、MicroSoftが展開する本題のSurfaceブランドですが、Tiger Lake-CPUが搭載されるでのはないかという噂があります。

ラップトップ向けのCPUはあまり興味がなかったのですが、サブサブ機にしているMacbook Proをそろそろ買い替えたいため、CPUをチェックしておこうと思います。狙いはMicrosoftのSurface Proシリーズのi5クラス。

Webブラウジング、offce系での編集、動画サイト巡回程度の負荷は現行世代でも問題ないので、その他ゲーミング、あるいはイラスト用として見ていきます。

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ゲーミング性能の向上は

また、PCwatchにて各種ベンチスコアが纏められています。

総じて眺めていると、Suface Pro 7の時点でのゲーミング性能としては、まずグラフィック設定をノートPCまで落とし、それから各種細かい設定を自分が妥協できる程度まで落とせば、まあプレイは出来るのかなというように思えます。とはいえFF15ベンチなどを見ると厳しいと思いますし、マインクラフトだとバニラならとにかく、快適にというのならばレイトレなどは難しいでしょう。

2in1思想のSurface Proで求めるものではないかと思いますが目安として。

これがSurface Pro 8になりTiger Lake-CPUが搭載されるのならば、2桁%そのままの体感性能upは期待し過ぎかと思いますが、iGPUがXeに置き換わればそれなりに期待できるかもしれません。そもそもXe-GPUが1080pで60FPSを目安においてある事もありますが、FF14やDQ11ならばノートPC設定でそれなりに動くかと思います。まあ、解像度が1280*720、720pの環境で満足できるかは別問題ですが。

イラスト用としてSurface Pro 8はどの程度快適になるのか

快適さという観点で検討していきますが、基本的には趣味ベースの範囲で見ていきます。

そもそもSurace Proの色域がsRGBカバー率97%前後オンリーであるため、印刷用途もあり得るイラストレーターであればSurface Pro単独での運用はおすすめしません。色域がほぼsRGBの範囲に収まるWebであれば問題はないでしょうが。

ペインターアプリケーションとマルチコア対応

2020年時点でのペインターアプリケーションは、主に業界標準であるadobeのPhotoshop (フォトショ)、セルシスのClip Studio Paint(クリスタ)、Sai2といった所が主流です。あるいはcorelのPainterでしょうか。例外というか個人的に気になるのはadobeが2019年にリリースしたFreco(フレスコ)ですね。

いずれのアプリケーションにしても、64bit・マルチコア対応は謳われていますが、単純にCPUのコア・スレッドが増えれば増えるほど快適になるわけではありません。グラフィックについても、意味がないわけではありませんが、VRAMを確保できれば良い程度に抑え、エントリー/ローエンドクラスのGPUであれば当面は十分なレベルです。

ペインターアプリケーションとCPU-GPUの相関

上記リンク先にあるように、adobeのアプリケーションは、というかメジャーなペインターソフトは4C8T-CPU時代より前のものが多く、CPUコア全てを使っているかと言えばそうではありません。

OpenGL(*Open Graphics Library)による一部パフォーマンス向上(キャンバス表示関係、フィルタリングなど)もあるにはあれど、基本的にはCPU性能による寄与が大きい実態があります。また、一方でセルシスのClip Studio Paintにおいても、QA自体は2013年当時のものですが、2020年時点でも大きく変わる事はないようです。

実際にPhotoshopやClip Studio Paintに負荷を掛けた状態でパフォーマンスを確認しても、全てのcoreやthreadが使用されるわけでもないため、極端な話、AMDの64core/128threadであるthreadRipper-CPUを積めば、いかなる処理でも(エンコード関係はとにかく)快適かと言うと疑問符がつくわけです。これはSurFace Proに限らず、全てのプラットフォームに共通する点となります。

SurFace Proでのパフォーマンス

第11世代intel CPUであるTiger Lakeには何が期待できるのか

Tiger Lake-CPU自体は、CES2020にて既にお目見えしており、下記のように理解されています。

  • 第10世代intel CPUであるIce Lakeに比べ、2桁%の性能向上
  • iGPUは第12世代となるXeアーキテクチャ
  • Thunderbolt 4対応

これ自体は特にどうだという内容ではありません。

Xe-GPUにしろ以前から噂されていたものであり、iGPUが、Iris PlusからXe(LP)にグレードアップされる事でしょう。i3ブランドではIris Plusとなる可能性もあるものの、基本的にはアーキテクチャがフォローアップされ、主要なゲームでは1080pが60FPSで動く性能が期待できるかもしれません。(ゲームグラフィクの設定次第になるだろうが)

少し面白いのはThunderbolt 4コントローラーがCPUに統合されるという点。これ自体は恐らくUSB4.0(端子はType-C)という形で製品化されると思われ、USB自体は下位互換性を保つために意識する事は少ないかもしれません。いわゆる外部GPUと呼ばれるeGPUは、既にThunderbolt3対応時点でそれなりに話題になっていましたが、USB4.0 Type-Cによる接続でより汎用的に用いられる製品群がリリースされる事も考えられます。個人的にはeGPUよりも、外付けストレージからの読み込み高速化に期待したいところですが。

Tiger Lake-CPU自体はモバイル用途が主要で、デスクトップ版はIce Lake同様出る可能性は低い気がしますが、wcchtechを参考にSurface Proベースで一覧すると下記のようになります。

 surface pro 6surface pro 7surface pro 8
surface発売日2018年10月16日2019年10月22日2020年後半 ?
アーキテクチャSkylake系列Sunny CoveWillow Cove ?
開発コード (15W)Kaby Lake-U RefreshIce Lake-UTiger Lake-U ?
製造プロセス14nm+10nm +10nm++
CPU 型番-
i5-8250U
i7-8650U
i3-1005G1
i5-1035G4
i7-1065G7
i3-1105G1 ?
i5-1135G4 ?
i7-1165G7 ?
CoreThread:clock数(*base-boost)(last levele cash)-
i5-4C8T:1.6-3.4Ghz (6M)
i7-4C8T:1.9-4.2Ghz (8M)
i3-2C4T:1.2-3.4Ghz (4M)
i5-4C8T:1.1-3.7Ghz (6M)
i7-4C8T:1.3-3.9Ghz (8M)
4C8T / 1.2-4.0~4.3GHz ?
*IceLakeより17%性能up ?
*LLCが最大2倍?
iGPU (Execution unit)-
i5-UHD Graphics 620 (24EU)
i7-UHD Graphics 620 (24EU)
i3-UHD Graphics 640 (32EU)
i5-Iris Plus Graphics G5 (48EU)
i7-Iris Plus Graphics G7 (64EU)
Xe-LP Graphics (96EU) ?
*IceLakeより2倍の性能up?
ramLPDDR3LPDDR4xLPDDR5対応 ?
モニタ12.3インチ / PixelSense12.3インチ / PixelSense?
解像度/アスペクト比2736 x 1824 (267PPI) / 3:22736 x 1824 (267PPI) / 3:2?
色域sRGBカバー率:97%前後sRGBカバー率:97%前後?
タッチ点数1010?
I/O・Mini DisplayPort
・USB-type A
・3.5 mm ヘッドフォンジャック
・microSDXC ードリーダー
・Surface Connect
・USB-type C
・USB-type A
・3.5 mm ヘッドフォンジャック
・microSDXC ードリーダー
・Surface Connect
?
ワイヤレス・Wi-Fi 5:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 互換
・Bluetooth 4.1
・Wi-Fi 6:802.11ax 互換
・Bluetooth 5.0
?

SurFace Proというプラットフォームではどうなるかというと、10nm-CPUに突入した「Sunny CoveアーキテクチャであるIce Lake-CPU」と 「Willow Coveアーキテクチャが適用されたTiger Lake-CPU」の性能差はいかほどか?という点が重要となります。

これまで述べてきたCPUの性能とは、いわゆるIPC(*Instruction per Clock:1クロックあたりに処理できる命令数を示す)であり、第10世代intel CPUであるIce Lakeに比べ、2桁%の性能向上がIPCそのものであるのなら、同一世代のi3・i5・i7を搭載したSurFace Proにおいて、それぞれの上位のセグメントに相当する可能性はあるかと思われます。

つまり、SurFace Pro 7(i7搭載)が、SurFace pro 8(i5搭載)と近しい性能である可能性です。実際には1割り程度の向上と考えていた方が良いかもしれませんし、差し引いておく心づもりは必要でしょうが。

実際のところ、Tiger Lake-CPUのアーキテクチャであるWillow Coveは、前世代のSunny Coveとの差はiGPU部分によるところが大きく、その他はフォローアップとなり、そう大きくは変わらないのではないかという話も見かけます。製造プロセスも10nm世代ではありますしね。

与太話が続きましたが、基本的にイラストなどを考慮したCPU選びは、実行性能を重視すべきであり、デスクトップ向けCPUですらクロック数が最大4Ghz~5Ghz程度からさほど上昇しない現状、CPUアーキテクチャが大きく変わる事がなければ、スペック的にはSurface Pro7から8世代へと乗り換えるほどコストを掛けたものではないかもしれません。

Surface Proの筐体

 surface pro 6surface pro 7surface pro X
筐体サイズ292mm x 201mm x 8.5mm292mm x 201mm x 8.5mm287mm x 208mm x 7.3mm
モニタ12.3インチ / PixelSense12.3インチ / PixelSense13インチ / PixelSense
解像度/アスペクト比2736 x 1824 (267PPI) / 3:22736 x 1824 (267PPI) / 3:22880 x 1920 (267PPI) / 3:2
色域sRGBカバー率:97%前後sRGBカバー率:97%前後sRGBカバー率:98%弱?
タッチ点数101010
I/O・Mini DisplayPort
・USB-type A
・3.5 mm ヘッドフォンジャック
・microSDXC ードリーダー
・Surface Connect
・USB-type C
・USB-type A
・3.5 mm ヘッドフォンジャック
・microSDXC ードリーダー
・Surface Connect
・USB-type C x2
・Surface Connect
ワイヤレス・Wi-Fi 5:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac互換
・Bluetooth 4.1
・Wi-Fi 6:802.11ax互換
・Bluetooth 5.0
・Wi-Fi 5:IEEE 802.11ac互換
・Bluetooth 5.0
・LTE対応

パネル部分

Surface Proの筐体は初代からほぼ変わりがなく、全体的に見ればマイナーチェンジ程度の変更しか行われていません。

が、2019年モデルのSurface Pro 7とXは筐体サイズからして差があります。また、Surface Pro Xではパネルが13インチ・狭額ベゼルとなり、直接見た印象はかなり違います。ドットピッチは差がないため、単純に表示領域が広がったような感覚でしょうか。

MicroSoftが何を考えて差をつけたのかいまいち理解できませんが、個人的な好みとして筐体はSurface Pro Xが好みであるため、次世代の筐体は13インチの狭額ベゼルであれば嬉しいですね。

Surface Proに関わりそうな特許類

スピーカー

@Microsoft

Surface Proのスピーカー周りは良くも悪くもなくという印象ですが、ラップトップカテゴリのものに音質まで求めていないため、実装されてもされなくてもどちらでも良いなというのが正直なところです。

そんなわけでノーコメント。

ソーラーパネルによる充電

@Microsoft

完全にソーラーパネルから給電できれば面白いのですが、さすがに難しいでしょうから、駆動時間が伸びれば御の字、或いは公称数値通りになれば良いかなといったところでしょうか。

また、デザインはまさか図のまま実装されないでしょうから、まあ大方、マイクロソフトのロゴマーク状に配置されるのが安牌でしょう。

Touch Bar付きSurfaceペン

@Microsoft

Surface Pro筐体と直接関するわけではないですが、見かけた記事が面白かったのでついでに取り上げておきます。

現状のSurfaceペンは書き心地などフィーリングはとにかく、機能上はwacomのペンと大差ないありません。サイドとテールにスイッチがあり、筆圧感知も4096段階であり、電池式という点はありますが、モノ自体に面白みはありません。

製品化されるかは全く予測不能ですが、Surface Dialと合わせて使えれば、かなりのショートカットをキーボードと分離できるかもしれません。ぱっと思いつく範囲でも、ペインターアプリケーション上でペン先の種類・太さ・色の切り替え、またオンスクリーンでメニューツリーを開くなんてのも楽しいかもしれませんね。

では今、Surface Pro 7を買うのか、Pro 8を待つのか

私個人としてはサブサブ機のMacbookが壊れていれば購入していました。が、2020年後半、例年通り10月にSurface Pro 8が発売されるのであれば、待っていても良いかなと考えています。

基本的にSurface Proのラインナップでは、i5モデルのメモリ8G、ストレージ128~256GBが最もコストパフォーマンスが良いと考えていますが、Pro 8も同様でしょう。

前述したようにCPU部分はさほど性能差は出ないのではないかと考えていますが、当ブログでも何度か取り上げているように、Xe-GPUには興味がありますので、とりあえず正座して待っていようと思います。

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